日本で治療されない難聴は、毎年5.7兆円の費用がかかります。

登録しているGoogle アラートから難聴に関して実に深刻な記事が送られてきました。
タイトルは「日本で治療されない難聴は、毎年5.7兆円の費用がかかります。」というもの。
2月26日、QLifePro医療ニュースに掲載された記事です。

内容を引用させていただきます。

BRUSSELS

日本で治療の行われない障害的難聴は、毎年約5.7兆円の費用がかかります。 これは治療の行われない障害的難聴を持つ者一人り当たり約110万円となります。 大人全体の7%が障害的難聴と生活しています。 三人に二人以上は、障害的難聴の治療が行われていません。

費用は、障害的難聴を抱える者の中で、生活の質の低下や高い失業に関係しています。 費用は難聴による余分な健康管理費をまかなっていません。

障害的難聴はGlobal Burden of Disease 研究グループ(GBD)により、良い方の耳で35dBより程度の大きい難聴と定められています。

この数値は、障害的難聴を抱える者の数、補聴器具の使用、失業と生活の質に関するデータを使った「難聴 ‐ 数値と費用」の報告をもとに推定されています。 報告は、難聴の広がりと結果や補聴器具の使用と利点に関する過去20年の数百におよぶ化学研究と論文を分析し比較したメタ研究です。

EUで治療の行われない障害的難聴は、毎年1850億ユーロの費用がかかります。

報告は、補聴器の使用と他のヒアリング ソリューションが健康と生活の質を高めると説明します。 また、難聴を治療する者は難聴を抱えない者より大きなリスクを経験しないとされる一方、治療の行われない障害的難聴を抱える者は社会的孤立、鬱、認識力の低下、痴呆のリスクが高いと報告されます。

日本には約900万人の障害的難聴(>35dB)を抱えた人がいます。 560万人以上は障害的難聴の治療を受けておらず、障害的難聴を抱える約三人に一人しか補聴器具または他のヒアリング ソリューションを使っていません。 より長く生きて着実に歳を重ねる人口と騒音にさらされることによる早い時期での難聴は、これから先の年も増加します。

世界ヒアリングデーは、聴覚喪失や難聴をどのように防ぐのかといった意識を高め、耳とヒアリングのケアを世界中に宣伝する目的で、WHOにより毎年3月3日に開催されます。 世界ヒアリング デー2019のテーマは、「ヒアリングの検査」です。

「科学報告書は、治療の行われない難聴が大きな健康問題であり、治療の行われない難聴が私達の社会で経済的そして社会的に大きな影響を与えるとしています。 また、自身のヒアリング検査や難聴の治療は、自分自身と社会に還元されるとしています。」と報告書を発行したhear-it AISBLのキム ルバーグ事務総長は言います。

「難聴であると思ったら、ヒアリング検査を受けるのが最良のアドバイスです。 WHO「ヒアリング検査」アプリを使い自身のヒアリングを検査したり www.hear-it.orgでヒアリングをテストできます。 しかし、難聴を疑われる場合、最良のアドバイスは聴覚の専門家によるヒアリングテストを行うことです」とキム ルバーグは言います。

報告「難聴 – 数字と費用」はhear-it AISBLのためにロンドン ブルネル大学のマーク アザートン教授の補助と共にロンドン ブルネル大学のエメリタ ブリジェット シールド教授により行われました。 2006年、ブリジェット シールド教授はhear-it AISBLのために最初の報告書「聴覚障害の社会費用と経済費用の評価」をまとめました。

hear-it AISBLについて

Hear-it AISBLは国際的な非営利団体でありベルギーのブリュッセルに拠点を置きます。 Hear-it AISBLの目的は、難聴とその人間と社会経済の結果に関する最新の科学的情報およびその他の関連情報、ならびに難聴を治療する可能性と利益を収集、処理、および流通させることです。 Hear-it AISBLのメンバーには、IFHOH(国際難聴者連盟)、EFHOH(欧州難聴者連盟)、AEA(欧州補聴器専門家協会)、および補聴器業界の個々のメンバーが含まれます。 Hear-it AISBLは、ヒアリングと難聴に関する世界最大かつ大手ウェブサイトを運営しています。 www.hear-it.org